冷間鍛造によるカシメ接合の実現 〜溶接レスで高強度化・軽量化を両立〜

■課題・背景

  • 材質:SWCH15K
  • シートベルト部品(2ピース構成)を日本国内で生産したいという顧客からの依頼
  • 従来は2ピースの接合に溶接を使用していた
  • 強度・品質を確保しつつ、現地生産とコストダウンを両立する必要があった

 

■当社の提案内容

  • 冷間鍛造技術を駆使して接合部をカシメ工法で行う事に成功
  • 溶接レスにより接合部の強度向上と安定した量産が可能に
  • 鹿児島工場への設備移管と自動化導入により、大量生産体制を構築

 

■トライ結果とメリット

  • 強度:カシメ工法により、溶接以上の接合強度を実現
  • 生産性:プレス機による安定した高速成形で、生産効率が向上
  • 1ピースを軽量化し、品質・機能を維持したまま約20%の軽量化とコストダウンを達成